INTERVIEW

地蔵さん

先輩社員インタビュー vol.12

地蔵さん(2021年入社)

生産技術1部

仕事内容は?
仕事内容は?

所属する生産技術1部は設計部門と製造部門をつなぐ役割です。
実際は自動車部品を作っていますが、料理でいうと、レシピ作りに例えられると思います。
設計部門から完成メニューの写真(図面)をもらい、そのメニューを実現させるため、食材、調理器具を選んで用意し、試作を繰り返して調理の順番、焼く温度、時間等細かい条件を決定し、シェフ(製造部)の皆さんに引継ぎます。
食材(材料)や調理器具(設備、金型)に対する知識が必要になるとともに、メニュー決定者(設計部門)やシェフ(製造部門)、味チェック係(品質保証部門)との連携、また食材や調理器具関連の部門(調達部門、生管部門、パートナー企業)との連携も必要になり、「うまい、早い、安い」を実現するために色々な人と接する一面もあります。

仕事のやりがいは?

一番嬉しいのは、何といってもモノができあがってきた時です。
1回目の試作でできた製品を見た時や、最初は外観や寸法がいまいちだった製品が、調整を経て図面通りにできてきた時は、本当に嬉しいです。そこに至るまでに、たくさんの人と調整したり資料を作成したり地道な作業も多いですが、報われる瞬間です。
それに加えて最近は、色々な人の意見を聞いたり、流したり、説得したり、提案したり、まとめたりして量産へと次のステップを進めていく過程自体も面白いと思うようになりました。
社内も社外(パートナー企業等)も、考え方やスキル、熱量は人それぞれ。
思い通りにいかないことも多いですが、だからこそ何とか結論が出た時は嬉しいです。

今までの業務で印象に残っていることは?
今までの業務で印象に残っていることは?

1つは、入社して初めて担当した新製品立ち上げです。
ある工程で予想外の不良が出て、苦しみました。
わたしは中途入社組で、ど素人というわけではなかったとはいえ、知識十分とはいえない中、条件を変えて何度も試作したり、工程を詳しく調査するためにパートナー企業に通いつめたりしました。社内でも各部署と繰り返し打合せして、色々な人の知恵を借り、何とか量産にたどり着いたときは、心底ほっとしました。

もう1つは、やはり入社してすぐに担当した、古い設備の撤去工事です。
トラックくらいの大きさの設備を撤去するため、工事業者や社内の各部署と交渉し、工事中は見たこともないような大きなクレーン車や重機が作業するのに立会いました。
入社時は想像していなかった仕事ですが、無事にやり遂げて自信になりました。また工事をきっかけに工場内で知り合いがたくさんでき、何かあれば気軽に聞くことができる人が多くできたのも財産です。

いずれもイレギュラーなことが多く、自分で考えながら、周囲の人に聞きながら、手探りで進めることも多かったので印象に残っています。どちらの場合も、自分だけで悩むのではなく、周囲の助けを借りて進めるのが重要だったと思います。

今後の目標(チャレンジしたいこと、夢)は?

海外に赴任したいです。
任される仕事もより幅広く、想定外のこともたくさん起こると思いますが、その分やり遂げた時の満足感も桁違いだと思います。
別の会社にいた頃、海外駐在の経験があります。その頃の自分よりも成長しているはずなので、それも確認したいですね。

職場の雰囲気は?
職場の雰囲気は?

これまで数社経験していますが、職場の雰囲気は良いと思います。
残業や有休の管理、定期的な研修がしっかりしているせいなのか、穏やかな人が多いと感じます。お互いに助け合うことも多く、色々な部署の人と仕事をして知り合いが増えてくると、新しい案件でもよりスムーズに進み、仕事がしやすくなりますね。
上司も落ち着いており、困った時や失敗した時もサポートしてくれるので、安心して仕事ができると感じています。

仕事とプライベートの両立方法は?

仕事は好きですが、毎日仕事のことを考えると燃え尽きます。なので休みの日は仕事のことは考えず、遊ぶこと・休むことに集中します。
また、意識して社外の人と会う機会を作るようにしています。具体的には、ライブやお芝居、美術館、学生時代の友達や仕事と全く関係ない知人と会う等。
そして普段は安定して仕事をし、頑張る時は頑張り、休日はよく遊ぶためには、多少の体力が必要。そのためにも定期的に運動をしています。

1日のタイムスケジュール

9:00

グループ内打合せ

週に2回お互いの進捗を共有しています。

10:00

社内審査会

量産の準備ができていることを、現物と数値、資料で部長含む各部門に説明し、承認をもらいます。雰囲気は、卒論の口頭試問のような感じです。大きな宿題もなく、無事に承認!肩の荷が下りる瞬間です。数か月~1年以上、育ててきた製品を量産に送り出します。

11:00

審査会資料まとめ

審査会結果報告を作成し、各部門に宿題回答への協力を依頼します。

12:00

昼休憩

三重工場の食堂は別棟なので、屋外を少し歩きます。春は構内の桜並木が見事。お弁当派もいますが、気分転換を兼ねて食堂に行くのがお気に入りです。

13:00

昼礼

13:10

試作立ち合い

立ち上げ中の新製品生産担当のパートナー企業を訪問します。試作初回にしては良い製品ができました。製品ができあがってくるのを目にすると、本当に嬉しいですね。ここから数週間かけて寸法調整し、図面通りの製品に仕上げます。数か月後には社内の審査会を経て、量産開始します。

16:00

帰社、進捗まとめ

試作報告を作成し、現物、寸法データの詳細をチェック。寸法が出ていない部分について、経験豊かな先輩に相談し、改善方法のアドバイスをもらいます。

17:45

退勤

定時退社日の帰り道にスーパーに寄ると、会社の人と会うのもあるあるです。